2012年12月10日月曜日

ロング缶

 午前中、朝一番で眼科受診。手術した目に異常はなく、あとは土曜日ごとの診察でチェックをうけるだけ。
 眼科にはこのところ朝一番に続けて行っている。そのためか、受付の若い女性に名前を覚えられてしまった。というか、その女性は仕事のプロである以上、患者の顔と名前はもともと覚えていると思うが、わたしはあなたを知っています、ということを当人にあからさまにするのはひとつ違った段階なのである。それ以上の意味はないけど。

 いったん家に戻ってから出勤。先週の火曜日以来の職場なれど、違和感なく仕事に入れる。何ヶ月も休んでいたわけではないので当たり前か。
 本日はボーナス支給日なり。考えてみると、定年まであと10回しかボーナスをもらえないのだ。ボーナスは年に2回必ずあるもの、という考えになってところは確かにある。

 帰りの電車で、4人掛けのボックス席の車両にあたると、たまに缶ビールを飲んでいる人がいる。仕事帰りの客で満員の電車である。けっこう酒の匂いもする。
 だいたいは中年の男である。窓際の席を確保して、ロング缶の第三のビールを置き、ワンセグを見ながらチビリチビリやっている。ささやかな幸せのような、家に帰ってから飲めとか、人前ではせめて本物のビールを飲めとか言いたくなるような、いろいろな思いが交錯する年末である。


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