今日で11月も終わり。
映画「ラストレター」を観ていたら、若い頃に彼女と行ったラーメン屋が突然出てきてびっくり。そして今日はその彼女の誕生日だったのだ。
嘘じゃないよ。
勝負の3週間でもあり、1日自宅で過ごす。
昨日森博嗣の「六人の超音波科学者」を読了し、「捩れ屋敷の利鈍」を読み始める。Vシリーズに西之園萌絵が登場する企画もの。ラストに西之園萌絵とVシリーズの登場人物との関係がほのめかされる。初読ではそういう意味だとは気づかなかった。さすがに時系列的に矛盾はない。
このごろ通勤の電車が混んできて、朝は座る席がないことも。
寒くなってきたので自転車通勤からの切り替え組が増えたのだろうか。それだけでそななに乗客が増えることはないような気がするが、とすれば他にどんな理由があるのだろうか。
Photo: iPhone8
村上春樹「一人称単数」読了
村上春樹の新作。特に新しいところはなく、いつもの村上春樹の短編という感じ。そこを評価しない人もあるようだけど、僕はあまりうますぎないところが流石だと思った。
この作家はは理解できない人にはどうしても理解されないのではないか。何度でも書くけど、メタファーにリアリティを感じられない人に村上春樹を理解するのは無理だと思う。そして理解できる人だけ読めばいいのだけど、その割には世界的に評価が高いので反発も大きいというところではないだろうか。
5日ぶりに出勤。元に戻るのは早かった。残務をこなして定時で退勤。
帰宅後、妻が実家に泊まる日だったので、一人で焼酎を飲みながら日本シリーズを観る。原監督の「目覚めたら覚醒」の願望はかなわず。というか、目覚めることを覚醒というんだから、目覚めた時点で覚醒していたはずなのだが。ま、気持ちは判るけど。
午前中、司法書士事務所で打ち合わせ。夕方、S川内科。内科は閉院時間ぎりぎりに行ったのだけれど、けっこう混んでいた。
4連休も今日で終わり。特段楽しい予定を入れていなかったので長かった。あとしばらくで毎日が日曜日になるのだが。
今日もどこにも出かけず。
岩井俊二の「ラストレター」が28日にでWowowで放送されるので、旧作の「Love Letter」をBDで観る。冒頭の雪原に横たわる中山美穂の美しさに息を呑む。この監督は人の心を一瞬で鷲掴みにする才能がある。
ディーラーに車を持ち込み、冬タイヤに交換。作業中、近くのベローチェに行ってコーヒーを飲みながら待機。
去年もこの時期に履き替えをしたけど、、もっと寒くて交換前に雪が降らないか心配だった記憶がある。今年の冬は寒いという予報は本当なのか。
来週の火曜日は所用で休みを取ったので今日から4連休。風が強く、コロナの感染も拡大しているので、どこにも出かけず家で過ごす。
日本シリーズも観たけど、公平にみても力の差は歴然としている。弱い方のチームをどうしてもヨイショしたい某民放のアナウンサーが気の毒になる。嘘だけど。
会議2日目。講師は確かに知識が豊富でキャリア官僚なみに頭の回転が早い男なのだが、キャリア官僚が評価されるのは「官僚」だからであって、頭の回転が早いからでなないんだよ。それがわかってないんだよなあ。
会議後、残務処理は来週回しにして帰宅。終わったぜ。
会議1日目。いつもより早く職場に行けるように自家用車通勤にして張り切って臨んだにもかかわらず、講師が面倒臭いやつで萎える。
それでも時間がくれば今日は終了。まあ、気に食わないやつでも明日までの付き合いだからな。
誤りのあった書類を朝イチで訂正し、資料を作り直して明日から始まる会議の準備を終了。来年度は今の職場を去る予定なので、僕が担当する生涯最後の会議である。どこからでもかかってきなさいという心境なり。
写真は今日の昼食の、白身魚のマヨネーズ焼き。
Photo: iPhone8
帰り際にケアレスだが致命的な書類のミスを発見。木曜日に使う資料なので明日やり直せばすむ。気がついたのが今日でよかった。
最近この手のミスが多くなった。車の運転時にもヒヤリとする率が以前よりも増している。注意力が散漫になっているというより低下しているのではないか。そのうち、気をつければいいという段階を超えてしまうのだろう。嗚呼。
先週とは打って変わって暖かい日。
気象予報を参考にしてコートの裏地のライナーをはずし、ズボン下は履かないで出勤した。上半身はそれでも暑いくらいだったが、下半身はスースーと冷たい風が入り込み寒かった。
思い立って午前中にI区の図書館に行く。ブレット&バターのベスト・アルバムとヨーフム指揮によるブルックナーの宗教曲集、インバル指揮のブルックナー9番を借りる。
ネットの予約検索ではブルックナーの宗教曲は借りようとは発想しないもの。たまには図書館のリアルなCDコナーで借りたいアルバムを選ぶのもいいものだと感じた。
風の強い日。一日中自宅で過ごす。
「絡新婦の理」を読み終わったので、通勤時に読む次の本を選んで、森博嗣の「恋恋蓮歩の演習」にする。久しぶりの紙書籍である。並行してデリダのハイデガー論の続きを読むが、全然頭に入らない。
昨日Wowowで放送したブレッド&バターのデビュー50周年ライブを見た。
まずもってブレバタのおじいさんっぷりに驚いたが、容貌ほどは衰えていない声にはそれ以上に感心。アンコール前に唄った「ピンクシャドウ」の歌詞、曲の完璧さ、ブレッド&バターのかっこよさに涙が出た。
木曜日。仕事上の長らく膠着していた問題に何とか解決の緒が見えてきた。対応案を考えたのは、この問題の対応チームに新たに加わった女性管理職。
やはりいろいろな人の意見を出し合うといい解決策ができあがるもので、オレサマの言うとおりにしろ、ではだめなんだよなと思った次第。
おかげで週末は心安らかに過ごせそうだ。
明日首都圏に帰る息子の送別を兼ねて夕食後に一杯やりながら、息子のリクエストで東京事変の無観客ライブを観る。全部同じ曲に聴こえてしまう。おじんである。
もっとも、ブルックナーだってみんな同じような曲だし、モーツアルトもそうだ。対象にどれだけシンパシーを抱いているかで、同じようにも多様性に富んでいるようにも感じられるのだろう。椎名林檎の顔は好きだが、それ以外に興味がないことが同じ曲に聴こえる原因と思われる。
最低気温4度の予報だったので、今日から"ももひき"を履いて通勤。ヒートテックの一番薄いやつで、それほど窮屈さは感じず。昨日、一昨日と2日間野外活動をしたわりには筋肉痛にもならず快調なり。
「絡新婦の理」第3巻まで呼んだが、「徳川家康」と併読しながら断続的に目を通していたので、人物の連関がこんがらがってしまった。おもしろいことはおもしろいんだけど、誰が犯人でもいいやという感じ。
息子のリクエストで鳴子峡に行く。
鳴子は県内のはずれに位置し、交通の便がいいところではない。何十年か前に遊びに行って帰りに大渋滞に巻き込まれて以来、足が遠のいていた。今回も息子が行きたいと言わなければ行かなかっただろう。
結果的には、当時より道路がよくなったのか2時間以内で到着して、紅葉は終わり加減だったが十分楽しめた。帰りに温泉街に寄ってそばを食べ、名物の栗団子を買って帰宅。
写真は現像中につき後日。
鳳鳴四十八滝に紅葉の写真を取りに出かける。
息子が会社の休暇制度を利用して一時帰省。正月以来11か月ぶり。とはいえ、あまり変わりはなかった。
DAZNで野球の最終戦を見て今年のイーグルスの総括をし、月曜日は僕も休暇を取ったので、いただきものの大吟醸を呑みながら休暇中の予定を打ち合わせて就寝。
ついに読了した山岡荘八「徳川家康」全26巻。7月から読み始めたから4か月を要したことになる。
そもそも山岡荘八にも徳川家康にも興味はなかった。この小説を読もうと思ったのは、ただ長いからである。食事の際に味よりも腹持ちのするメニューを選ぶのに似ている。
さて、このブログにもたびたび書いているが、見てきたような嘘が多く共感はできなかった。歴史小説はそういうもので、それが好きな人もいるだろうから、文句はいえない。長ければいいと選んだこちらが悪い。これからは気をつけよう。
Photo: iPhone8
木曜日。こまごまとした仕事があって忙しないうちに1日が終わる。
朝夕だいぶ寒くなった。職場の近くの男性職員同士の話を聞いていたら、彼らはすでに"ももひき"を履いているのだそうだ。まだアラフォーなのになあ。ならば、僕もそろそろ履こうか、ユニクロのやつ。
写真はいただきもののアップル・パイ。花びら形のソースがりんごに見えないが、上品な味の逸品。
Photo: iPnone8
アメリカの大統領選挙はトランプが善戦して混沌とした様相を呈してきた。それにしても、洋の東西を問わず選挙がバカ発見機になりつつある。
かつても民主主義の制度で行われる選挙は誰でも手を挙げられる建前だったが、実際は頭の上に見えない重しがあった。それがもはや機能しなくなり、自己顕示欲の強い人物が次々と登場するようになったということか。まさしくセイタカアワダチソウ状態。
ヤン・オーレ・ゲルスター「コーヒーをめぐる冒険」
初めは大学を辞めて2年間考えることに集中したという主人公を演じる役者が役柄に合っていない気がして感情移入できなかった。しかし、時間の経過にしたがって、これはジャームッシュ「パターソン」のドイツ版ではないかと思えてきた。
最後に出てくる酔っ払いの老人は、「パターソン」における永瀬正敏の役割だ。老人の語る内容は主人公と関係がなさそうでも、主人公と世界をつなぐ糸口として提出される。これがないとこの映画はなんの意味もない。★★★★☆
連休の谷間。休みを取って4連休にしたかったが、職場の消防訓練があったので出勤。
訓練後の打ち合わせで相手がぐずぐずと文句ばかり言うもんだから、「だったらどうししろって言うの」とつい声を荒げてしまった。歳をとったためか堪え性がなくなってきたと自覚。その後しばらく引きずって気分悪し。
山中貞雄「人情紙風船」
この映画は前に観たことがあるとばかり思っていた。しかし、記憶にあるシーンがひとつもなかった。山中の現存する3本の作品はすべて鑑賞済みだという記憶はどうやら捏造されたものらしい。
セットの造形、カット割り、カメラワークなどに山中貞雄の天才が随所にあらわれているが、「百万両の壺」のようなユーモアーには乏しいので、観ていて辛くなった。情けなさの極致の浪人を演じた(多分)歌舞伎役者の芝居はさすが。★★★★☆