2021年2月28日日曜日

「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」

 

 藤原知之「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」

 ご当地映画は好きでけっこう観ている。よそ者の主人公が地元の抵抗勢力との対立を乗り越え、最後はみんないい人になるというのがお約束。それを理解し、過度に芸術性を求めなければ、十分楽しむことができる。

 しかしながら、数あるご当地映画の中でも、この作品の出来はよくない。人間関係に力を入れすぎ、クジラの生態や地域の文化との結びつきの描写が足りていない。タイトルがいいだけに惜しい。★☆☆☆☆

2021年2月27日土曜日

肩透かし

 ほぼ2か月ぶりの床屋。今日の担当は亜紀子さんだった。昨日の予約の電話にでたのも彼女だったし、今日も亜紀子さんが担当するのではないかと期待していたところ、そのとおりの展開になったので、僕の胸は高まった。

 ところが、亜紀子さんの担当はカットまでで、髪染めから顔そり以降は若いおにいさんに交代されてしまった。亜紀子さんの顔剃りの指使いを楽しみにしていたのに。嗚呼、亜紀子さん、顔剃りプリーズ。

2021年2月26日金曜日

留任

 4月からも今の職場にいられることになった。現在の勤務先にやっかいになって3年たつので本来は交代の時期だったが、新型コロナでイレギュラーな運営を余儀なくされているので、人を入れ替えるリスクより続投が選択されたもの。

 僕としても、次の職場で新しいことを覚えるのも億劫だし、知らない人の中で気を遣うのも嫌だし、収入的にも今のままでよかった。1年間感謝しつつ働きまする。

2021年2月25日木曜日

仮の歯

 午後から休みとって歯医者へ。先日歯冠が取れてしまった前歯の治療。今日は仮歯を入れるところまでやった。

 帰宅したところ、この歯医者に通って初めて"合わない"感じ。歯の内側に微妙な突起があって、つい舌で触ってしまう。痛いわけではないけど、違和感があるのは確か。あくまで仮の歯だし、慣れるかもしれないので様子見。

2021年2月24日水曜日

お昼のこと

 今日も特に書くことがないので、昼食の写真を。

 アジフライと春巻き。加えて、なぜかたこ焼きが1個。もうすぐ食堂が休みに入るので在庫処分の大サービスの模様。

Photo: iPhone8

2021年2月23日火曜日

給油のタイミング

 風の強い祝日。午前に図書館に行って「指差す標識の事例」の下巻とブルックナーのCDを3種類。車のガソリンはまだ3分2残っていたが、帰りにスタンドに寄って補給。

 10年前の震災のときはたまたま満タンだったので助かったけれども、ガソリンの供給不足でほぼ1か月給油ができず気がきではなかった。あれ以来メーターが半分になったら満タンにするようにしている。先日大きな余震があったから、今日は3分の2でも入れた次第。

2021年2月22日月曜日

予測的予想外

 飛び石連休の中日。休みを取るきっかけを失して出勤。最高気温が18度の予報なので、春のコートで出かけた。それほど暑くはなかった。

 夜、酒を呑みながらPrime Videoで「緊急取調室」を観る。途中で嫌な予感がしたのだが、終わり近くなっても事件解決のきざしなく、やはり2本の続き物。やむなく後編も観て、終わったのが11時過ぎ。嗚呼。

2021年2月21日日曜日

「熟れた本能」

 

 カトリーヌ・コルシニ「熟れた本能」

 「イングリッシュ・ペイシェント」に主演したクリスティン・スコット・トーマスが出演する官能ドラマということで観た。あの映画の頃とくらべてずいぶん老けたなあと思ったが、どうも僕の中では「シェルタリング・スカイ」の女優さんと混同しているところがあるようだ。

 さて単なるエッチ映画ではなくドラマはきちんと作っているものの、まともな登場人物がチャラ男の長男だけで、どう評価すべき作品か正直判らなかった。自分の直感を信じれば星ひとつだけど、いつものことながらおっぱいがよかったので★★☆☆☆

2021年2月20日土曜日

三大義務

 昨年1年間の医療費の申告をして所得税の還付を受けようと申告書を作成したら、反対に追加で400円の税金を払う形となってしまった。

 少額なので無視しようかとも思ったけど、毎年することなので今日コンビニで払ってきた。

2021年2月19日金曜日

白ソース

 お昼にカレーでも食べようと食堂に行ったら、定食がまだあったので付き合い上食券を購入した。定食は白身魚フライのホワイトソースかけ。

 僕は好きらいはほとんどないが、ホワイトソースだけは苦手だ。新婚旅行先のオーストラリアでホワイトソース味だけのコース料理を食べて吐いたことがある。

 そういうわけで今日は恐る恐るだったが、あに図らんやけっこう美味しかった。たまには大丈夫かも。動揺していたので写真はないです。

2021年2月18日木曜日

特になし

 今日はこれといった仕事がなく時間をつぶしに専念した。3月末までこの状態が続きそう。

 お昼は鶏釜飯。といっても釜ではなく、土鍋に入っている。ちょっと薄味だったがおいしかった。

追記

 そういえば年金が15日に振り込まれていたのを確認した。僕にとっては微々たりとはいえ初の年金受け取り。

Photo: iPhone8

2021年2月17日水曜日

続小さいやつ

 「指差す標識の事例」は字が小さくてもなんとか読める。それになかなかおもしろい。中世の時代考証にやや疑問がないわけもないが、こちらも知識があるわけではないので許容範囲。

 それにしてもこういう小さい活字本の出版はやめてもらいたい。最近は新聞も活字が大きいし、これほど小さい字の印刷物はほかにないだろう。大きい字にするとページ数が増えて値段や売れ行きに影響するという理由かもしれないが、それで買わなくなる人はこういう本を読まないでしょう。

2021年2月16日火曜日

小さいやつ

 予定外の雪。とはいえ、春の雪なので積もらない。

 「燃えつきた地図」を今日中に読み終わりそうなので、図書館に寄って「指差す標識の事例」を借りてきた。しかし、活字が小さい。7ポイントくらいしかないのではないか。しかも、上下巻合わせて1,200ページもある。

 僕は白内障手術をして老眼とは無縁になっているとはいえ、さすがにこの小ささはつらい。電子書籍にしようかとも考えたが、上下巻で2千円を超すのでやめた。がっばって読みますわ。

2021年2月15日月曜日

雑感めいたこと

 昨日いろいろなことをやって疲れたせいか、今朝はめずらしく寝坊をした。寝坊といっても目覚まし時計が鳴る1分前まで寝ていたということ。歳とともにだんだん寝起きが早くなるおじさんとしては、それでも寝坊の部類なり。

 安部公房の「燃えつきた地図」を読んでるけど、女性や低階層の者に対する否定しがたい差別意識を感じてうんざりする。この年代の日本の男の限界か。昔の人間でもプルーストにはそういうことは感じないものね。向こうはホモセクシャルで大金持ちではあるにしても。

2021年2月14日日曜日

寝不足

 午前、職場に出て昨夜の地震の被害確認。天井板のクラックや壁材の落下など細かい被害がけっこうあった。

 午後、母と義父が入居している施設まで様子確認。こちらは問題なし。帰宅して、テレビでカーリング日本選手権観戦。意外や意外、チーム吉村が勝利して優勝し、びっくりするやらうれしいやら。

 朝から夕方まで出かけて疲れたので焼酎のお湯割りを一杯呑んで就寝。

2021年2月13日土曜日

大地震

 午前、付き合いのあるリフォーム業者の内覧会に顔出し。

 深夜前、歯磨きをしていたときに突然の大地震。自宅マンションが倒壊するのではないかという恐怖を感じるほどの強い揺れだった。

 幸いにも本棚の本が少し落ちた程度で大きな被害はなかった。が、部屋の外にまわって見たら外壁がけっこう剥げ落ちていてショック。

2021年2月12日金曜日

チック・コリア逝去

 チック・コリア死去。

 高校生の時、S市内のジャズ喫茶「Mal」で聴いたチックのアルバム「Now he sings, now he sobs」。自由な発想に溢れたインプロビゼーション演奏の印象は強烈だった。先ごろ演奏家としての再起を断念したキース・ジャレットとともにジャズ・ピアノのひとつの時代を支えた偉大なアーティストだった。合掌。

2021年2月11日木曜日

青森県人

 

 このところカーリング日本選手権の中継を観ている。

 今日の中部電力戦は石郷岡葉純選手が先発をしていたので目を皿のようにして観た。試合は負けたけど、石郷岡選手の美しく溌剌としたパフォーマンスとレヴェルの高いゲームを堪能しますた。

2021年2月10日水曜日

洋風冷奴

 

 今日のつまみは、塩とこしょうを軽くふった木綿とうふにじゃことトマトを乗せオリーブオイルをかけたもの。美味しい。今wowowで放送している「ペンションメッツア」に出てきた。オリーブオイルをかけてからじゃこトマトを盛ったほうが見栄えがよかった。

Photo: iPhone8

2021年2月9日火曜日

歯っかけ

 朝、洗面所で歯を磨いていたらかぶせていた前歯の冠が取れた。急遽休みを取り、歯医者に予約を入れて応急で接着してもらった。が、結局は作り直しの要あり。嗚呼。

 歯科の帰りに郵便受けを覗いたら年金証書が届いていた。申請してから5か月。こういうところなんだよね、日本の駄目なところは。どんな理由があろうと遅すぎ。

2021年2月8日月曜日

予報外

 普通の革靴で出勤したらけっこうな雪で往生した。

 近年精度が上がった天気予報も今日ばかりは外れた。ネットの民間気象台は携帯を見るたびに予報が変わって、1時間前にはほぼ正確な予報をするが、それでは意味がない。現在の科学の限界ということは判るけど。

2021年2月7日日曜日

日曜日のこと

 妻の用事に付き合ってちょっと車を運転したほかは自宅で過ごす。

 「存在と時間」をけっこう読み進む。といっての一節だけだけど。今読んでいるのは光文社文庫版は本文に比べ解説がものすごく長い。ということは、原文が言い足りてないんじゃないかな。なんちゃって、大哲学者に物申すことではないな。

2021年2月6日土曜日

段取り7割

 午前中S川内科。混んでいたことは確かなのだけど、診察が終わってから会計に呼ばれるまで30分もかかった。30分もやることが何かあるのか、むしろ聞きたい。

 午後、母の見舞い。毎回同じことを言うのでうんざりして帰ろうとすると、「お前はすぐ帰る」と言われる。妻には「そうだね」と黙って聞いていればいいのに、と言われる。しかし、妻も義母がわけのわからないことを言うと陰で怒っている。自分の親だと頭に来るのかね。

2021年2月5日金曜日

僕にも向かない職業

 隣の事務所の職員がPCR検査を受けるという事態が発生して一騒動。検査の結果が出るのは明日。我が事務所の職員が濃厚接触者になる可能性は低いが、かりに陽性であれば来週の行事を見直す必要がある。結局、陽性の場合は月曜日に消毒作業をするということで解散。

 「匣の中の失楽」を読み終わり、次は「女には向かない職業」。時節柄誤解を招きそうなタイトルだが、女には向かない職業とは探偵のこと。著者のP.D.ジェイムスはイギリスの女性作家。

2021年2月4日木曜日

私的感想

 なんだか世の中次々といろいろなことが起こっている。人前で喋る(人に自分の意見を聞かせる)ことに快感を抱く人間はどこかで地雷を踏む可能性がある。

 そもそも僕は政治家というものを信頼もしなければ期待もしないのでどうでもいいけど。そういうわけで今回の騒動も詳しくは把握していない。

2021年2月3日水曜日

現在位置

 竹本健治「匣の中の失楽」を再読している。やはりおもしろい。22歳でこの小説を書いた作者の筆力と知識量に驚かされる。昔の人はすごかった。(と書いたところで、竹本健治の年齢をネットで調べたら僕とさしてかわらなかった。)

 今後読むのは、「女には向かない職業」「燃えつきた地図」「指差す標識の事例」など。けっこうあるようだけど、ミステリィはああという間に読み終わるのでさらなる候補作を探さなければならない。

2021年2月2日火曜日

「カニを喰べる。」

 

 毛利安孝「カニを喰べる。」

 こういう作品があることを知らず、Prime Videoのラインナップに偶然発見して観た。シナリオが薄い、カメラがブレる、などレビューの評価は良くないようだが、僕はゴダールの「勝手にしやがれ」を想起させる傑作だと思った。

 手持ちカメラでブレまくるのも、深みのない会話が続くのも、主人公2人の疾走感を強調するための演出。この映画をつまらないという人は、「勝手にしやがれ」を観てもつまらないと感じるのだろう。★★★★★

2021年2月1日月曜日

寿命換気扇

 夕食後、妻が片付けをしていたら、自宅の台所の換気扇のスイッチが壊れ、動いたまま止まらなくなった。動かないのも困るが、止まらないと音がうるさいし、今の季節は外から冷風が入って寒い。

 コンセントが見当たらないので、ブレーカーを落とそうと思ったが、ブレーカーは冷蔵庫と連動しているのでそれもできない。やむなく近所のリフォーム業者に電話をして来てもらった。

 結果、電源コードの結節部を外してもらい、換気扇は止まった。しかし、30年以上使っている製品なので修理は当然不可。買い換えると10万円以上。嗚呼。

Photo: iPnone8