2022年10月31日月曜日

10月みそか

 野球もなくなったので夜が長いでござる。

 綾辻行人を読み終わって、次を考えあぐね、Kindle unlimitedで山田風太郎の「伊賀忍法帖」をダウンロードしてしまった。おもしろいのだけれど、作者の男女観が古色蒼然としていて読むに堪えないところもある。読み放題だからいいかという感じ。

 映画はPrime videoで「UDON」を観始める。いわゆるご当地もの。とっくに有名な讃岐うどんを今さら取り上げてどうするのかという感じだが、こちもタダだからいいかというところ。ちょっとやさぐれてます。

2022年10月30日日曜日

「ジャン・サントゥイユ」

 

 マルセル・プルースト「ジャン・サントゥイユ」読了

 ついに終わったという開放感。「楽しみと日々」を併せて全集の3巻を占める、このおもしろくも、有益でもない作品を読むのは誠に苦行であった。ではなぜ読んだのかといえば、そこにプルーストの作品があったからである。

 フランス文学者でもあった作家の福永武彦が実は「失われた時を求めて」を読んでいないと告白したことは有名な話だが、「失われた時」はともかくフランス文学者でも「ジャン・サントゥイユ」を読んだことにある人はそういないだろう。だからどうということはないけれども。

Photo: iPnone8

2022年10月29日土曜日

インフルくん

 午前中、冬に備えてガス・ストーブの掃除をする。

 昼過ぎS川内科。通常の検診に併せてインフルエンザの予防接種。高齢者になったので、これまで3,500円だったのが、市の補助が入って1,500円になった。

 ワクチンについては、これから3月までの間に、コロナの5回目、帯状疱疹の2回目、肺炎球菌の1回目をうけなければならない。やれやれ。

2022年10月28日金曜日

金曜雑感

 ようやく金曜日。

 夕方に1時間休みを取って、地下鉄駅周辺をぶらつく。なかなか仕事をしない部下のことが気になって、ゆっくりできなかった。週末もそのことが頭の中から離れないだろう。

 自分も働かないおじさんだが、働かないことによって他の人の仕事量が増えるわけではない。それは十分知ったうえで働いていないのである。しかい、若い者が働かないのはその組織に少なからず損害を与えることになる。それが判っていないんだよな。

2022年10月27日木曜日

木曜雑感

 横溝正史「病院坂の首縊りの家」を読了。トリック、謎解きはともかく、おどろおどろしい怪奇色は秀逸。次は綾辻行人「迷路荘の殺人」。

 野球の日本シリーズはオリックスの調子が出てきたいよいよがっぷり四つの様相に。シリーズ初めはヤクルトが調子を落とすことはないと思っていた。

 ラグビーやサッカーは最終的には力のある、強いチームが勝つが、野球はどんなに強いチームでも勝率は7割程度である。メンタルが影響する部分が大きいのだろうか。その辺が野球を観る魅力でもあるが。

2022年10月26日水曜日

不-決断

 いまだにiPad miniを買い替えるか、格安タブレットにするかで悩んでいる。昨日までは電子書籍を読むとき以外はほとんど使わないから1万円のタブレットで十分と思っていたが、今日はやはりiPadにまさるものはなしという心境になっている。

 これまでの生活全般で、ややオーヴァー・スペックななものを使っていたのは否めない。高齢者になったので、これからは身の丈に合った生活をしようとは思うが、それをiPadにも適用するべきかということ。うーん、どうしようかなあ。

2022年10月25日火曜日

火曜雑感

 (たぶん)今季一番の寒い日。ももひきを履きジャンバーにはライナーをつけて通勤。手には手袋。

 今年の日本シリーズはオリックスを応援しているが全然ダメである。しかし、ヤクルトも好きな球団なのでさほど不愉快ではない。なんだか去年と同じことを書いているな。

棄却と選択

 しばらく前から少しずつ観ていた「アンモナイトのめざめ」があまりに暗いので、1時間を残したところで放棄。

 次を選ぶのに悩み、悩むのも疲れたので「科捜研の女」に。テレビドラマのような感覚で気楽に観られる。というか、テレビの2時間版と何が違うのかとも思うが、それは言いっこなし。

2022年10月23日日曜日

ちょっとセクシー

 午前、紅葉の写真を撮りに鳳鳴四十八滝へ。色づきは5分程度で1週間早かったかな。試しに何枚か撮影して来週も来てみることに。

 帰宅して早速現像すると、編集ソフトのお陰でけっこう色づいて見える。ただ、このブログの画像で見るとちょっと黄色っぽい。編集した家のPCもそろそろ寿命だから買い替え時かな。

Photo: EF24-105mm F4L IS USM with EOS R

2022年10月22日土曜日

病院通い

 午前、N眼科。かなり込んでいた。

 待合椅子に座って見いると、世の中には言葉の理解度が低い輩がいっぱいいるのだということが判る。さっき医者がそう言ったじゃん、と外野のこちらは思うのだけれど、何度も同じことを聞き返している。医者も難しい勉強をしてきたのに、それが仕事とはいえ、こういう人たちを相手にするのも大変である。

2022年10月21日金曜日

令和枯れすすき

 「山人論集成」を読了。次を何にするかを考え、Kindle Unlimitedの対象になっている横溝正史の「病院坂の首縊りの家」に。

 一度読んだ気もするが、冒頭を読んだところまったく覚えていないのでこれに決定する。2か月で99円のunlimitedなのに、使わないと損するような気がしてくる。貧乏根性である。

2022年10月20日木曜日

木曜雑感

 最高気温が20度に届かない寒い一日。今季初めてももひきを履いて通勤す。ただまだ暑かった。明日はいらないかな。

 フィッツジェラルド「最後の大君」を読み終わり、かなり前から少しずつ読んでいた柳田国男の「山人論集成」を終わらせるべく再開したところ。世を捨て、人との交わりを断ち、山でただ一人生きる山人に強く惹かれる昨今なり。

2022年10月19日水曜日

Bad Timing

 新しいiPadを買うべきか悩んでいるところにAppleが新型iPad発表のニュース。しかも40%もの大幅値上げでショック極まる。

 われわれはこの30年間値上げに対して無頓着だった。日用品の値上げもジワジワとくるが、嗜好品もガツンと来る。確実なのは時間がたてば値は下がることはない、ということだ。

2022年10月18日火曜日

Kaki

 

 いただきものの柿。商品ではなく、普通の家の庭にある柿の木になる実である。品種改良されてゼリーにように甘い味ではなく、昔ながらの煙たいような柿の味がした。

Photo: iPhone8

2022年10月17日月曜日

後継機選定

 現在使っているiPad mini 2。まだ使えるもののAppleのサポートがなくなったので買い替え時である。とはいえ、最新型は8万円近くする。

 ほぼ電子書籍を読む以外には使っていない僕にはiPadほどの高スペックは必要ないのではと研究したが、1万円くらいで手に入るタブレットは、広告が入ったり、サイズが合わなかったり、カスタマーレビューの評判がよくないなど、これといったものがない。

 やはりiPadしかないのか。最新式ではなくとも中古という手もある。そもそも今のも息子のお下がりだったから中古のようなものだ。などなど、なかなか決まらず。しばらくグズグズが続きそう。

2022年10月16日日曜日

日曜雑感

 母の見舞い。なんだか物分かりが急に悪くなった。それから自分の身近にないものへの関心がこれまでにもまして希薄になった。90過ぎたのでしかたがないか。

 プルーストを50ページ、ソポクレスの「オイディプス王」を読む。

2022年10月15日土曜日

ちょっと出かける

 県南の直売所めぐり。道の駅2か所で野菜類を買った後、アトリエで食材、観光牧場でソフトクリームを食べ、もちぶたでとんかつ。と、いつもと寸分も変わりないコース。

 時間割を作って生活するという決意が早くも破綻した。でもプルーストを50ページ読んだので実質は確保。

2022年10月14日金曜日

「オメガ城の惨劇」

 

 森博嗣「オメガ城の惨劇」読了

 紙の書籍は今日が発売日。僕はKindle本を購入したため一日早く手に入り、今日読み終わったもの。

 なんだか変な感じがする、のは途中で判るので、結末で驚愕というのはなかった。読み終わってから遡ってセリフのチェックをしたが破綻はなかった。さすがである。でも、これを書くよりGシリーズを完結させたほうがいいのではとは思う。値段分は楽しめました。

2022年10月13日木曜日

不幸重なり

 今度は叔父が亡くなった。

 亡父の兄弟の末弟だった叔父。これで父方、母方とも僕と血の繋がったつながった叔父叔母は皆亡くなってしまった。ひとつの時代がが終わったというか、実質はとうに終わっていたが、名実ともに終わってしまった。そして、自分の時代でもそれが繰り返されるのだろう。合掌。

2022年10月12日水曜日

「阿修羅のごとく」

 向田邦子「阿修羅のごとく」

 向田邦子の作品はこれまで読んだことがなく、この作品が小説ではなく、テレビ・ドラマのシナリオだということも知らなかった。AmazonのKindle本でポイントが40%つくセールをやっていたのでたまたま購入したもの。

 作者は、文書がうまい、人間観察力が鋭いという評価がもっぱらだけど、それほどのものかという印象。鈍いとは思わないが、鋭い芸術家はたくさんいるのでは。というか、僕がこの種の人間関係に興味がないからそう思うのかもしれない。

 4人姉妹の物語というと、谷崎の「細雪」を思い浮かべる。「細雪」は未だ古びない名作だが、この作品には古びているところがある。テレビ・ドラマである以上、その時代の風俗を取り入れているからそうなるのか。小説ならば違った印象になる可能性はある。

2022年10月11日火曜日

初サンマ

 

 今日の夕食は秋刀魚だった。今年の初物なり。近所の魚屋で1尾450円だったらしい。それなりの大きさで、脂も乗っておいしかった。

Photo: iPhone8

2022年10月10日月曜日

Time Table

 終日自宅。プルーストを60ページ読み、007の日本を舞台にしたつまらない映画を観る。

 今回の3連休は親戚の葬儀などもあって、やりたいと思っていたことを十分にできなかった。次の休みからは1日の時間割を1時間単位であらかじめ作って過ごそうと思う。同じような時間割を高校生のとき作って守れなかったが。

2022年10月9日日曜日

弔問外交

 親戚の葬儀。 百箇日までの繰上法要、出棺まで立ち会う。新型コロナの影響か、セレモニーはかつてよりずいぶん簡略化していた。なお宗派は浄土宗のよう。浄土宗の葬儀には何回も出たと思うが、同じ宗でも派閥があるのかな。

 葬儀の前に昔一緒に遊んだ従弟たちと「今何やってる?」という話題で話し込む。僕と同い年の従弟は既に仕事を辞めて好きなサッカー観戦を楽しんでいる。その弟は勤務先を定年退職し、今は再雇用で働いているが、65歳まで続けるかは疑問だと言う。そのまた弟も早い機会に仕事を辞めたいそうだ、というわけで、僕も自信をもって来春仕事を辞めたいと思う。

2022年10月8日土曜日

シングリックス

 午前、S川内科で帯状疱疹の予防接種。新型コロナでワクチン慣れしているので、似たようなものでしかなかった。ただ、このワクチンを打つ患者はこのクリニックでは初めてだったらしく、注射する瞬間は職員全員が集合していた。2か月後に2回目を接種予定。

 午後、従姉の夫の通夜。家族葬で出席者は20人ほど。僧侶がお経をメロディをつけ歌うように読む。こういう宗派は初めてだ。

2022年10月7日金曜日

ついに金曜日

 昨日に引き続き仕事に没頭する。

 帰宅して、従姉の夫の死を知る。ガンで療養しているらしいとは聞いていた。やはりそうだったか。正確な歳は知らないけれど、70歳くらいだったろうか。合掌。

2022年10月6日木曜日

さむ嫌い

 昨日の午後に急に思い立て始めた仕事にはまってしまい、この2日間は勤務時間があっという間に過ぎた。ちょっとウツっぽかった感じと原因不明の歯痛が解消した。やはり仕事は適当にあったほうがいいのかも。

 それにしても、急に寒くなった。今日から冬物スーツに衣替えして薄いウンドブレイカーもはおって通勤したが、それでも寒かった。手袋も欲しい感じだった。早くも冬到来か。

2022年10月5日水曜日

「煉獄の時」

 

 笠井潔「煉獄の時」読了

 矢吹駆シリーズ11年ぶりの新作。舞台はフランスで、サルトル、ボーヴォワール、シモーヌ・ヴェイユ、ジョルジュ・バタイユなどを髣髴とさせる人物が次々と登場して、フランス文学をかじった僕としては楽しく読めた。

 特にサルトルをモデルとしたジャン=ポール・クレールはまるでサルトル自身が語っているようなリアリティがあった。でも、フランス文学に全然縁がない人が読んでもおもしろいのかな。

 殺人事件の謎解きの合間に哲学談義というか政治談議が延々と続くのはいつものとおり。第1次大戦から第2大戦にかけてのヨーロッパ裏面史が知れたのはよかった。

 フランスがナチスに抵抗した戦勝国というのはまやかしで、実は国民のほとんどがナチスの傀儡政権に協力していた、ということはカズオ・イシグロなども指摘しているけれども、そのことが詳しく論じられている。事件の謎解きも秀逸である。

2022年10月4日火曜日

どちらも日本発祥メニュー

 

 このブログで何度も取り上げているけど、今日も食べたナポリとんかつ。スパゲティ・ナポリタンの上にとんかつが乗っているという究極のB級グルメ。

 職場の食堂のメニューなので、今年度いっぱいでリタイヤする予定の僕によっては食する最後の機会である。もしかすると、半年の間にもう一度出されるかもしれないが、その時は食べない。食べても、このブログに載せずにこっそりと味わう。

Photo: iPhone8

2022年10月3日月曜日

今週は5日勤務

 「煉獄の時」はもうすぐ終わりそう。深々と感動しているとまでは言えないが、現時点で今年のベスト作品なのは間違いなしか。

 ヤクルトの嶋選手の引退試合には感動した。セレモニーの演出も上手いし、スピーチもよかった。うまいスピーチは人を動かす力があるね。

2022年10月2日日曜日

ラスト・ゲーム

  終日自宅で過ごす。

 今日は今年の野球の最終戦。イーグルスは敗れ、相手チームが逆転優勝を果たす。

 今年のイーグルスは投手がいいときは点数が取れず、野手が打っても投手がそれ以上打ちこまれるなど、ちぐはぐな試合が多かった。

 ベンチが無能なのか、選手がへたなのかいろいろ考えはあろうが、僕はどちらかと言えば選手に責任があると考えている。

 打つべきときは打つ、抑えるときは抑える、それが出来れば優勝できると今日の試合が示していた。

2022年10月1日土曜日

イヤイヤおやじ

 先週から奥歯の調子が悪く、じーんとした痺れが一日中続いいているので歯医者へ。診察の結果、どこも悪いところはないとのことで、抗生剤と痛み止めを処方され様子を見ることに。

 これもストレスが原因ではないかと思っている。最近、職場に行きたくないのありんす。