マルセル・プルースト「ジャン・サントゥイユ」読了
ついに終わったという開放感。「楽しみと日々」を併せて全集の3巻を占める、このおもしろくも、有益でもない作品を読むのは誠に苦行であった。ではなぜ読んだのかといえば、そこにプルーストの作品があったからである。
フランス文学者でもあった作家の福永武彦が実は「失われた時を求めて」を読んでいないと告白したことは有名な話だが、「失われた時」はともかくフランス文学者でも「ジャン・サントゥイユ」を読んだことにある人はそういないだろう。だからどうということはないけれども。
Photo: iPnone8
0 件のコメント:
コメントを投稿