ヤン・オーレ・ゲルスター「コーヒーをめぐる冒険」
初めは大学を辞めて2年間考えることに集中したという主人公を演じる役者が役柄に合っていない気がして感情移入できなかった。しかし、時間の経過にしたがって、これはジャームッシュ「パターソン」のドイツ版ではないかと思えてきた。
最後に出てくる酔っ払いの老人は、「パターソン」における永瀬正敏の役割だ。老人の語る内容は主人公と関係がなさそうでも、主人公と世界をつなぐ糸口として提出される。これがないとこの映画はなんの意味もない。★★★★☆
0 件のコメント:
コメントを投稿