2013年3月6日水曜日

充実した時間

 通勤電車でキース・ジャレットの「At the Blue Note」6枚組を聴きながら、佐伯一麦「還れぬ家」を読む。これほど充実した時間はなく、夜になると翌朝に通勤電車に乗るのが楽しみになる。よく考えると充実とはほど遠い生活だが、これが一番幸せなんだから仕方がない。

 今日は職場の幹部に行うレクが2つもあって、どちらもにわか勉強で臨んだ。これまで小出しに情報を出していたのが功を奏し、まあまあ無難におさまった。

 自分もその立場の端くれだからわかるけど、仕事を評価する立場の人間はその仕事を実際に担当している人間より仕事の概要をよく把握できる場合が多い。担当者が気づかないミスも発見しやすい。

 けれども、それは評価する人間が有能だからではなく、外部の人間の方が客観的に物を見られるからにすぎない。囲碁の岡目八目と同じ。その立場になれば誰でもそうなのだ、と肝に銘じる必要がある。


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