2013年3月29日金曜日

未亡人の一年


 ジョン・アーヴィング「未亡人の一年」読了。

 さすがのアーヴィング。物語展開のうまさにぐいぐい引き込まれた。事故で子どもを失って絶望したヒロインの失踪をめぐって進むストーリー。30数年後にヒロインが戻ってくることは前半で予告されてはいるのだが、ハリウッド映画のハッピーエンドのような予定調和的な締めくくりが意外だったが。

 人間が世代を経るにしたがってだんだん壊れていく様子を描いているような、そんな感じもした。


0 件のコメント:

コメントを投稿