2013年1月12日土曜日

ビジネスマン

 午前中、眼科受診。経過は順調で以後は3週間に1度の通院になる。その足で床屋に行って散髪。その床屋は市内でもっとも老舗の理髪店で、僕は20年以上通っている。最近従業員の数が減ったような気がする。若い客がほとんど、というより一人もおらず、僕のようなおじさんばっかりなので、そうならざるを得ないのだろうか。

 午後、妻と息子が出かけたので、先日録画したクリスティアン・ティーレマンのブラームス交響曲第1番を何気なくかけていたら、心の底から感動してしまった。


 ティーレマンは風貌が芸術家というよりビジネスマンぽいので、今までまったく興味がなかった。当たり前のことだが、見た目にとらわれてはならないということか。

 ピリオド奏法とは対極的なうねるようなテンポを採用しながらも、細部にはエッジを効かせて、現代性も感じさせる演奏である。ドレスデン国立管弦楽団のレベルも非常に高い。
 ネットで評判をみると、高い評価がある一方、「テンポが恣意的」「あざとい」「フルトヴェングラーのまね」などという悪評も多い。そういう面は確かにあるから、そこがいいと思うかどうかでしょうね。ブラームスのあと、前に録画しておいて一度も聴いていなかったベートーヴェンの5番と6番のBDを引っ張り出して聴いたら、またまた感動してしまった。


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