2015年5月27日水曜日

失われた記憶を求めて

 「失われた時を求めて」は相変わらずの読みにくさで、3行前の内容を次々と忘れて行く感じだ。が、今日文章をゆっくりと目で字を追っていたら、プルーストの言わんとするところ(のようなもの)がすっと頭に入るような気がした。

  井上究一郎訳による1回目の通読に始まり、鈴木道彦訳を経て、3度目の通読となる吉川一義訳の8冊目となって初めての感覚である。苦節10年(いや、もし かするとそれ以上)、僕もついに「失われた時を求めて」を読みこなせるようになったか。って、つまりゆっくりと読めってことだよね。

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