2018年10月9日火曜日

「月山・鳥海山」


 森敦「月山・鳥海山」読了

 書評のひとつに芥川賞史上最高傑作というのがあった。まさに同感。4年前に読んだときは捉えどころがなくて何が書いてあるのか判らなかった。今回は、生者と死者の境がなくなったような雪国の世界に打ちのめされた。まごうことなき傑作。

 ただ、「月山」の会話文は方言をそのまま文字化しているので、隣県に住む僕でも読みづらかった。遠方の人は外国語を読んでいるような感じではなかろうか。

Photo: iPhone 5s

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