2018年10月31日水曜日

「いちばんここに似合う人」


 ミランダ・ジュライ「いちばんここに似合う人」

 この作者が監督をした映画「君と僕の虹色の世界」を何の予備知識なく観たときは、人となじめず異性に持てないようなコミュ障の人間を共感的に描くアメリカ人のアーティストがいることに驚いた。

 この短編小説集も基本的には映画と同じタイプの人物が登場する。この作品が国際短編賞を取った、つまり作者の世界観を肯定する人が多いことも驚きだ。もちろんこの場合の驚きは同慶の至という意味である。

 この本は図書館で借りた。本当は新刊の「最初の悪い男」を読みたかったのだけけれど、貸出中だったためこっちを借りた。今度は「最初の」を読むつもり。

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