2014年5月11日日曜日

ピアニスト


 ミヒャエル・ハネケ「ピアニスト」

 いくらなんでもこれはないだろう、と言いたくなるような異常性欲映画。厳格すぎる母親に育てられた女性ピアノ教師の、抑圧された女性性のゆがんだ形、とまとめればそれまでだが。

 アブノーマルな映画は嫌いではないけど、これは好みではなかった。しかしながら、全編を通底する力は強い。ひとえに主演女優イザベル・ユペールの演技力ゆえだ。それを引き出しているのが監督の演出の力と言ってもいい。なので、★★★☆☆

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