2013年6月5日水曜日

ウディ・アレンの映画術


 エリック・ラックス「ウディ・アレンの映画術」読了。

 このインタービュー集のなかでアレンは、”自分が出演している作品は自伝的と思われがちだが、すべてフィクションだ。けれども、自分が考えていることと同じだ”という意味のことを言っている。すぐれた芸術はそういうものかもしれない。

 アレンが役者やスタッフをきちんと評価していたり、同時に極端な人見知りで、役者とはほとんど会話をしないというのは意外だった。元妻のミア・ファローが自叙伝で描いたモンスターのようなアレン像とはだいぶ違うなあ。


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