2012年11月26日月曜日

ゴールドベルク

 通勤電車の中で、シフのバッハを聴いている。とてもいい。バッハもいいし、シフもいい。シフの演奏は、工夫を凝らしているものの、逸脱はなく、バッハにあっている。

 今日は、ゴールドベルク変奏曲から聴き始めた。実は、この曲を全部聴いたのは初めてだ。これまで、グールドはもちろん、マレイ・ペライヤ、キース・ジャレット、高橋悠治などの演奏を聴いてきたが、いずれもこの曲を最後まで通しで聴いたことはない。理由は、飽きるから。
 バッハの音楽で飽きてしまうのはこの曲以外にはない。今回はなんとか全部聴けたのも、シフの名演奏ゆえというより、電車の中だったからかな。音楽の専門家ではないので、いや、ないからこそあえて言うと、この作品、前半の完成度に比べ後半はマンネリズムじゃないですかね。

 ところで、僕には、もう一曲最後まで聴けない曲がある。それは、モーツアルトのレクイエム。


0 件のコメント:

コメントを投稿