2012年11月25日日曜日

250円


午前中、近所でやっている骨董市に行ってきた。



 骨董品収集の趣味があるわけではなく、見る目もないのだが、写真の素材になるのではと出かけたもの。何枚か気に入った構図の撮影をして帰ってきた。妻に、(商品は)決して買ってくるな、と釘をさされたので、何も買わなかった。
 
 夕方、HMVで購入したアンドラーシュ・シフのバッハをウォークマンに取り込む。



 12枚組で3千円というこのCD。1枚あたり250円にしかならない。こんなに安くていいのか。確かに1980年代の古い録音が中心だけれど、この年代なら音質は十分。演奏はまだ聴いていないが、多分一級品だ。仮に1万セット売れたとしても、総売上は3千万円。1割が印税でも、本人には3百万円しか入らない。クラシック演奏家の活動はコンサートが主体で、CDで稼ごうとは思っていないとしてもなあ。
 ところで、CDがこんなに安いのなら、ネットの音楽配信はもっと安いだろうと思うと、全然そんなことはなく、むしろCDより高かったりする。経済の不思議な点である。

 京極夏彦「虚言少年」読了。この作者にしては、物足りない感じ。



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