出張に関連した事務の続きで終日ドタバタと。
そんな中でも昼休みにメディアテークに行って談志のCDを借りてくる。「寝床」の入った東横落語会のもの。帰宅して早速聴いたところ、これが箸にも棒にもかからないくらいひどかった。
若い頃の談志の落語は、天才が弾けてきら星のようだった。古典がどうのと言い始め、理屈っぽくなってからがおかしくなった。
今回CDを借りた「寝床」は1980年代の録音だけど、一言いえば稽古不足。噺の流れにぜんぜん乗れていない。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった談志に稽古不足などと指摘する人はいなかったろう。まさしく裸の王様である。談志はもう聴かない。
0 件のコメント:
コメントを投稿