2017年8月2日水曜日

擬フェイク・ニュース

 当地も本日をもって梅雨あけ。

 今日のYahooニュースの見出しになった「4251万円拾得企業、市に1000万円寄付」という記事。見出しだけで判断すると、ある企業が4251万円を拾ってそのうち1000万円を市に寄付した。すなわち残りの3000万円は自分の懐に入れた、としか理解できない。

 しかし、記事の中身をよく読むと、ある企業が4251万円を拾って警察に届け、名乗り出た所有者に返還したところ、謝礼に850万円貰った。そこでこの企業は、150万円を会社のお金で足して合計1000万円を市に寄付した。ということなのだそうだ。

 ふたつから受ける印象は正反対だが、見出ししか読まない大半の人が前者のように理解する可能性が高い。ところが、事実は後者だ。Yahooニュースの見出しはこれまでも誤解を招きやすい表現がたびたびあるのが気になっていた。字数が制限されているので難しい点があるとしても、改善の余地は大の大の大であろう。

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