2016年11月7日月曜日

「雨の木」を聴く女たち


 大江健三郎「「雨の木」を聴く女たち」読了

 再読感はなかったが、「雨の木」のメタファーの記憶があるので前に読んだのは間違いない。

 それはともかく、大江健三郎の想像力はすごい。物語を創作をしているというレベルではなく、存在と想像力の大きさが一致していて、それが物語になっているような感じだ。

 「世界はメタファーだ」と書いたのは村上春樹。大江健三郎の世界は村上以上にメタファーに満ちている。

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