ウディ・アレン「ローマでアモーレ」
アレン節炸裂という感じ。いくつかのエピソードが同時進行し、そんなアホなと思わせる掟破りの場面があったり、いつの間にか登場人物がいなくなったりする
ところがあるものの、あえてそうしたとも思える確信犯的なもので、全体としての破綻はない。お見事としかいいようがない。
この作品には
アレン本人も役者として登場するが、今はあくまでも脇役である。アレンが主役を張らなくなってから、役者の演技に演出者アレンの陰が見え隠れしてしまう。
ダイアン・キートンやミア・ファローには感じなかったので、役者の粒が小さくなったのだろうか。いや、アレンが大御所になったということかな。いずれにし
ても、大いに笑わせてもらった。★★★★★
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