2014年4月27日日曜日

ローマでアモーレ


 ウディ・アレン「ローマでアモーレ」

  アレン節炸裂という感じ。いくつかのエピソードが同時進行し、そんなアホなと思わせる掟破りの場面があったり、いつの間にか登場人物がいなくなったりする ところがあるものの、あえてそうしたとも思える確信犯的なもので、全体としての破綻はない。お見事としかいいようがない。

 この作品には アレン本人も役者として登場するが、今はあくまでも脇役である。アレンが主役を張らなくなってから、役者の演技に演出者アレンの陰が見え隠れしてしまう。 ダイアン・キートンやミア・ファローには感じなかったので、役者の粒が小さくなったのだろうか。いや、アレンが大御所になったということかな。いずれにし ても、大いに笑わせてもらった。★★★★★

0 件のコメント:

コメントを投稿