イーアン・ベアーズ「指差す標識の事例」読了
小説の本文を読み終わってから解説を読む習慣がないので、この作品の題名がどういう意味なのかいまだに判らない。
エーコの「薔薇の名前」のようだという評価があり、似ている面もあると感じる反面、それほどではないというのが正直なところ。
しかしながら、17世紀のイギリスの歴史が判らなくてもなんとなく読めるのは著者の力量。通勤バスの中で読んで夢中になって、いつの間にか目的のバス停近くなっていてびっくりしたことも。4人による翻訳がいずれもすばらしいので、長くても苦痛ではない。
0 件のコメント:
コメントを投稿