2018年11月8日木曜日

フランシス・レイの死

 フランシス・レイが亡くなった。本当は楽譜も読めないなどと揶揄されながらも、いつまでも記憶に残るあのメロディーを生み出したのは天才のなせる業だろう。かつてロックやフォークと同じく「映画音楽」といううジャンルが存在していたのもフランシス・レイの作品があったから。

 今の映画音楽はニノ・ロータや坂本龍一の仕事のような完璧なオーケストレーションで成立しているから、彼の出番はなくなった。新聞報道では「男と女」や「ある愛の詩」を代表作としているが、僕は「愛と死と」のドラム・スティック音が頭の中で響いている。

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