美術館で
ヘレン・シャルフベック展。シャルフベックは19世紀後半から20世紀前半にかけてフィンランドで活躍した女流画家で、日本ではほぼ無名の存在だ。では、なぜ僕がこの展覧会に出かけたかというと、
この絵にインスパイアーされたから。こういう経験は東京上野でハンマースホイ展の看板に"やられ"て、どういう画家かも知らずに国立西洋美術館に入って以来だ。
シャルフベックが描く対象はほとんどが女性か子どもなので、同性愛的な傾向があったのかと感じたが、そういうわけではないようだ。2度の失恋が男を遠ざけたのかもしれない。
モネやルノアールのような超一流の画家ではないかもしれないが、とにかく絵がうまい。会場は空いていたので、レシーバで解説を聴きながらゆっくりと作品を楽しめた。どちらかというと、内省的になる前の若い頃の絵がよかった。
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