2014年12月23日火曜日

バウドリーノ


 ウンベルト・エーコバウドリーノ」読了。

 最後はミステリー仕立てになっているが、基本的にこの小説は謎解きでものはない。では何かと考えると、何だろう。キリスト教の歴史や聖杯とか聖遺物に対するリアリティ感がないと十分な理解はできない、ということは判ったが。

 他のエーコ作品と比べると、うんちくが長々と語られないので読みやすくはある。翻訳が自然な日本語になっていてすばらしかった。

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