A.デュマ「モンテ=クリスト伯」読了
定評どおりストーリー運びはおもしろい。しかし、それ以上のものはない。「大菩薩峠」や「富士に立つ影」には通俗小説を超える哲学性があったが、この作品には感じられなかった。
最後は唐突でご都合主義の締めくくり方。この作品に限らず、長編小説にはこういうのが多い。そう考えると「失われた時を求めて」は立派だ。
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