2019年9月19日木曜日

「木立ちの中の日々」


 マルグリット・デュラス「木立ちの中の日々」読了。

 フランスの植民地で暮らす思春期の少女を描いた「ボア」が、後の「愛人」や「北の愛人」の世界を予告しているようでよかった。デュラスの熟年期の無駄な言葉を一切排除した、詩のような文章もいいけど、初期の饒舌な作品も好きである。

Photo: iPhone8

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