2018年12月16日日曜日

「パターソン」


 ジム・ジャームッシュ「パターソン」

 すぐれた映画が観やすい映画とは限らない。この作品も、細切れにして何日かをかけて観終わった。

 挿入される詩のすばらしさ。ストリーらしきものもなく反復される日常。思いがけなくやってくる破綻。そして、再生。主人公の心情は語られすぎることなく、観る者の想像力に解釈が委ねられる。

 これは近年まれにみる傑作だ。破綻の原因となる犬の演技(?)も見事。★★★★★

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