今日の「カルテット」には唸った。松たか子と宮藤官九郎の演技がすごい。そして、脚本の伏線の張り方、夫が失踪するまでの経緯を男女2人の視点から描く方法。後者は独自の手法ではないかもしれないけど、破綻をきたさず完璧に構成するのはむずかしいと思う。これほど完成度の高い脚本は近年なかったのでは(古畑任三郎はこのレヴェルだったか)。
また、八木亜希子の「ふぐり」「タマ」発言もお見事。シリアスな中身にこういう遊びを入れられるのは一流作品の証だ。そして、もっとおもしろかったのは、その直後に彼女が男たちに向かって言った
「自分についてるもんでなんでそんな興奮できんのよ」
というセリフだった。なんだかおかしい。
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