中山元「アンドロイドの誕生」読了
アンドロイドという言葉が初めて使われた小説、ヴィリエ・ド・リラダンの「未来のイヴ」をジャック・ラカンの想像界、現実界、象徴界の理論を使って読み解くという論考。
最初の方はそうだったが、次第に「未来のイヴ」の解説にすぎなくなり、ついにはラカンがどこかに消えてしまった。この著者の考察にしては凡庸なのが惜しい。
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