2018年7月11日水曜日

「有限と微小のパン」


 森博嗣「有限と微小のパン」再読。最後のエピソードはさすがに覚えていたけれども、そのほかは忘れていた。

 現在の森博嗣の作法と比べるとも物語の背景やエピソードが詳しく書き込まれている。小説であるからには必要な要素なので小説らしい反面、冗長という印象もする。これ以降作者はおそらく余分なものを削ぎ落とす方向に進んだのだろう。

 これでS&Mシリーズはすべて再読完了である。次のシリーズに再び取り組むかは少し考えてから。

Photo: PowerShot  S120

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