2018年6月11日月曜日

「失われた時を求めて-消え去ったアルベルチーヌ-」


 マルセル・プルースト「失われた時を求めて-消え去ったアルベルチーヌ-」

 3度目の読了。最初は井上究一郎訳。次は鈴木道彦訳。今回は吉川一義訳。
 
 僕の学生時代、この大長編小説の第6編は「逃げ去る女」が綿密な考証により判明したタイトルで「消え去ったアルベルチーヌ」は通称であると言われていた。

 今回、吉川一義氏による解説を読んだところ、最新の研究では「消え去ったアルベルチーヌ」のほうが本来プルーストが考えていたタイトルだということ。なんだか、時代によってころころ変わるダイエット法のような。

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