2018年5月13日日曜日

「ψの悲劇」


 森博嗣「ψの悲劇」読了

 大学生や大学の理系研究者を中心として物語を展開してきたこのシリーズの作風を大きく逸脱した新作。

 時代設定が未来であることは導入部から容易に判断できる。科学が発達した未来においてはなんでもありうるが、ありすぎるとリアリティが薄くなる。この作品は、これ以上やるとどうかなという線上にあるといえるだろうか。

 この新作自体はおもしろく読めたものの、西之園萌絵や海月及介が登場しないのは物足りなくはあった。

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