2014年3月6日木曜日

アルモニカ・ディアポリカ



 皆川博子「アルモニカ・ディアポリカ」読了。

 「開かせていただき光栄です」の続編という位置づけ。登場人物が多く、終盤で一気に謎が解明されるので、最後は何がなんだか判らなくなった。それでも、緊迫感を失わないのはさすが。

  悪魔のハーモニカ(=アルモニカ・ディアポリカ)の実態がはっきり描かれていないし、主要な人物(フランクリン博士など)が途中で消えてしまうので、次作 の可能性に含みを持たせたものと思われる。しかし、作者の年齢(84歳)を考えると、それはあるのか。

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