2019年6月11日火曜日

「ラスト・タイクーン」


 フィッツジェラルド「ラスト・タイクーン」読了

 フィッツジェラルドの未完の遺作。「失われた時を求めて」のようにほぼ完成に近い原稿が残っているのではなく、物語が作者の死の直前でちょん切れている。完成すれば傑作になったろうと思う。主人公のスターはギャッツビーよりも感情移入しやすいキャラクターだと僕は感じた。

 訳もいいとは思わないが、途中でやめたくなるほどひどくもなかった。電子書籍は読みやすくていい。

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