2017年5月18日木曜日

奇妙な心地

 今日は暖かかった。 

 川上弘美「パスタマシーンの幽霊」を読んでいる。読み始めた当初から、この本は以前に読んだことがあるような気がした。そうかもしれないし、この作者の小説はどれも同じトーンなのでそう感じるだけかもしれない。

 判然としないまま読み進んでいたら、50ページほどに達したところでその印象がなくなった。以前に読んだ自分の影のようなものがページに残っていて、それが突然消えた、そんな感じだ。つまり、前に途中まで読んで放置したということだろうか。なんだか自分が2人いるような奇妙な心地だ。

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