今日は職場の飲み会だった。HK譲と少し話したら、「joyceさんの視線を感じることがあります」と言われてしまった。いやはや。
写真は高田渡の唄で有名なブラザー軒。飲み会の会場に向かう途中にある。店はとうになくなりビルだけがその名を留めている。
東一番丁、ブラザー軒
硝子簾がキラキラ波うち、
あたりいちめん
氷を噛む音。
死んだおやじが入って来る。
死んだ妹をつれて
氷水喰べに、
ぼくのわきへ。
外は濃藍色のたなばたの夜。
肥ったおやじは小さい妹をながめ、
満足気に氷を噛み、
ひげを拭く。
妹は匙ですくう
白い氷のかけら。
ぼくも噛む
白い氷のかけら。
ふたりには声がない。
ふたりにはぼくが見えない。
Photo: Canon PowerShot S120
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