2020年4月14日火曜日

日常風景

 通勤のバスはますます空いてきた。

 カミュの「ペスト」と大江健三郎の「美しいアナベル・リイ」を並行して読んでいる。
 
 「ペスト」はコロナが席巻している今読むと、決断できない行政当局の態度や自暴自棄になった庶民の行動など、現在の状態とほとんど同じ描写が多い。カミュの小説家としての力量がいかに大きかったかを改めて感じる。

 「アナベル・リイ」は大江健三郎の小説が判りにくいと初めて思った。

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